2013年04月02日(火)

「あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です」ヘブル10:36


信仰生活の中で、特に難しい事が「待つ」事だと言われている。約束の成就をなかなか待てない。待つことは、大変厳しい試練だ。すぐに目に見える結果が欲しい。すぐに祈りの答えを手にしたい。アブラハムは「あなた自身から生まれ出て来る者が、あなたの跡を継がなければならない」、天の星を数えられるなら、数えてみよ。「あなたの子孫はこのようになる」と、子供を与えると言われた。

しかし、なかなか子供は与えられなかった。アブラハムは待つことができず、サラの申し出を受け入れ、女奴隷ハガルにより、イシマエルを得た。主は子供を与えると約束されたが、アブラハムは、幾ら待っても、待っても、与えられないので、自分の力で何とかしようとした。アブラハムは86歳であり、まだその力があった。そして、尚も待つ時を経て、アブラハムは100歳になり、自分のからだが死んだも同然になった時に、神の奇跡によってイサクが与えられた。

約束は必ず成就する。しかし、それは自分の思う「時」ではなく、「神の時」だ。自分の思い通りではない。祈りの答えられる時、「神の時」を、人が決めることができない。今すぐして上げようとは言っておられない。「神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なものは忍耐」そして、「あなたがたの確信を投げ捨ててはならない」と言っておられる。確信を投げ捨てるなと。それは大きな報いをもたらす。忍耐して待ち望もう。
----------
長く祈り続けている祈りが、早く叶えられたならどんなに良いか。今か今かと自分の時を計ってしまう。いつも忍耐を学ばせられる。神様の定められた時が必ず来ると希望を持って祈り続けたい。