2013年08月03日(土)

「人の怒りは、神の義を実現するものではありません」ヤコブ1: 20                            


怒りがすべて罪なのではない。正しい怒りがある。主はパリサイ人
の偽善に怒り、又、神殿で商売がなされている事にひどく怒られた。
悪や罪を憎まずして、主を愛する事は出来ない。神を愛するとは罪
を憎む事だ。怒りに二種類あり、正しい怒りと自我から出る怒りが
ある。

では、肉の怒りはどのように対処すればよいのか。まず、自分の怒
りをきちんと認める事だ。腹を立てているのに、怒っていない振り
をしてはいけない。怒っているのに、怒りは良くない事と、抑え込
む。しかし、封じ込められた怒りは、無くなるのでなく、心の底に
存在する。溜め込んで行く。

自分はクリスチャンだからと、自分の怒りを認めない事がある。そ
うではなく、怒っている事実をまず認める事だ。次にその怒りの原
因をよく考えてみる。なぜ怒っているのか。自分の何に触れるのか。
プライドか、虚栄心か、自分の名誉、メンツが損なわれるのか。

次に、その怒りはそのまま表現してはならない。感情的なままで人
に対応すると、相手を傷つけ、自分も傷つき、必ず後悔する。怒り
に任せてしまい失敗した経験が何度もあるだろう。

自分の怒りを抑え込む事も、爆発させる事もよくない。まず人では
なく神の御前に行き、怒りを神に告げよう。ことごとく心の内を告
げて、そして、十字架のもとへ行き、豊かな赦しを受け取ろう。

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何で怒っているのか冷静に考えてみよう。義憤か、単に自分に都合
の良い正義か。又、自我に触れるなら、どの部分なのか。主とよく
交わり、必要なら悔い改め、そして主にお委ねしよう。又、この事
で、主に近づけていることを感謝しよう。平安へと導いて下さる。