2014年09月02日(火)

「アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた」創世記12:4



アブラムは主の御声を聞き、それに従い旅立ったが、ロトは御声を
聞いたからでなく、祈ったからでもなく、ただ伯父のアブラムにつ
いて行っただけであった。そして、その後もずっとアブラムの後を
ついて、アブラムの判断に任せたまま歩んで来た。

そして神の豊かな祝福により、所有物がどんどん増し、増え過ぎて、
共に歩むことが困難になって来た。そのため、アブラムは別れるこ
とにし、自分の全所有権を手放し、まずロトに好きな地を選ばせた。
「もしあなたが左に行けば、私は右に行こう。もしあなたが右に行
けば、私は左に行こう」と。

ロトは、そこで主を見上げる事も、祈る事も、又、叔父の恩義に報
いる事もなく、思いは自分の利得でいっぱいで、どこが一番有利か
と見渡した。そして最も潤っている肥沃な地を選んだ。見た目には
素晴らしい地であったが、しかし、そこはソドムであり、滅ぼされ
る地であった。一方、アブラムは、残った所を取った。アブラムは
選ばなかったが、神が選んで下さった地であった。

ロトは自分で滅びのソドムを選び取った。自分の選択であった。自
分で選択する事と主に委ねて歩むことの違いを見る。進路が自分の
思いと違う方向になり、自分で選べなかったとしても、それは主が
選んで下さっている。委ねて歩もう。そこに思いを越えた祝福が備
えられている。
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主に祈って与えられ場所だとの確信があれば、例え問題が来ても、
いつか益にと平安でおれる。そこに主の祝福が注がれているからだ。
どこにおいても主を認め委ねて歩もう。