2014年12月02日(火)

「いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです」詩篇36:9



青い色のメガネをかけるなら、景色が青い色に見える。赤い色のメ
ガネなら、赤い色に見える。メガネとは、自分の思い、偏見や思い
込み、独断の色メガネだ。その色メガネで物事を見るなら、その色
にしか見えないように、自分の偏見でしか見えない。

正しく、あるがまま、事実を事実として見ることが出来ない。では、
ありのままの景色をそのまま見るためにはどうすればよいか。色メ
ガネをはずせばよい。景色の問題でなく、自らの偏った、間違った
見方の問題だ。

ある人が、対人関係で問題が起きたが、どうしても、相手が悪いと
しか思えなかった。自分は被害者であって、何も悪くない。自分は
悪くないはずなのに、しかし、心に喜びと平安が全く無い。心は辛
くて、重苦しく、暗く沈んだままだ。余りにも心が苦しいので、主
の御前に出て、あれやこれやと心の内を、あるがまま打ち明けなが
ら祈っていた。

その時御霊は示された。自分は被害者だと思い、自分は正しいと思
っているので、全く気づかなかったが、相手を激しく憎み、敵対心
を抱き、裁いている。そこに愛のかけらも無かった。憎しみ、裁き、
高慢、これは紛れもなく自分の「罪」であり、主に対して罪を犯し
ているので、心に平安が無いことを。相手は関係無く、自分は自分
の罪として、御前に悔い改めた。

その時平安が戻り、心が安堵で満たされた。この平安こそは何もの
にも代えられないものだった。被害者だと思う裏に、憎しみや妬み、
高慢が潜んでいて気づかない。御霊は、私たちを照らし気づきを与
え、正しく御心の道へと導いて下さる。
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偏見、思い込みから離れ、神さまが見ておられるように見て行ける
なら多くの問題から解放される。自分は罪のない被害者かもしれな
いが、上からの光によってもう一面の自分を示していただきたい。