2017年07月03日(月)

「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、柔和・・」ガラテヤ5:22


私たちの悩みは、対人関係に関する事が多いと言われている。職場
でも、仕事自体より対人関係で悩むと。しかし、その人間関係の中
で、私たちは砕かれ、練られ、成長して行く。御霊の実を結んで行
く。批判されたり、悪口を言われたりする。それは思い当たる所が
あったり、又、全く理不尽だったりする。

人から面と向かって非を指摘された時に、ムッとするだろうか。ど
う言い返そうかと、怒りでいっぱいになるだろうか。しかし対人関
係において、反応する自分に、自分の真の姿が照らし出される。人
里離れた山の中で、一人暮らしをしていて、自分は愛深く、寛容で、
親切で、忍耐があり、自制があり・・と思うのは簡単だ。

誰とも摩擦がないし、関わりを持たなくてよい。何をしようと人に
迷惑かける事はない。目の前に人が来た時に試される。本当の自分
があらわになる。自分に愛がない事、寛容も、忍耐も、自制もない
事を知らされる。しかし、それは目の前に、相手が送られなければ
わからない。自分は愛深いと思い込んでいるものだ。

目の前の苦手な相手が、自分を成長させ、成熟させてくれる。鉄は
鉄によって研がれる。鉄は熱い炉に溶かされ、不純物を除かれ、打
ちたたかれ、磨かれる。主が私たちから不純物を取り除き、砕き、
磨くために、人間関係を用いられる。私たちを精錬し、そして豊か
な実を結ばせて下さる。
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苦手な人に愛をもって仕えるという選択は肉にはない。けれど私た
ちはもう御霊の導きの中に生かされている。そこを信じ肉の思いに
逆らう選択をしたい。その祈りを主に献げることからはじめよう。