2018年07月03日(火)

「夕、朝、真昼、私は嘆き、うめく。すると、主は私の声を聞いてくださる」詩篇55:17



ダビデは、敵からの激しい攻撃、迫害があり、極度の苦しみの中に
あった。「私は苦しんで、心にうめき、泣きわめいている」敵の叫
びと悪者の迫害のためと。「心は内にもだえ、死の恐怖が襲ってい
る」「恐れとおののきが臨み、戦慄に包まれている」と大変な窮地
にいた。そして更に辛い事態が襲った。親友がダビデを裏切って、
去ったのだ。

どんなに心痛で張り裂けそうだったろう。死と隣り合わせの恐怖の
上に背信、孤独に見舞われた。だがすべての事は、主の御手の内に
あり、主の目的と意図がある。この辛い試練を通り、ダビデは主に
嘆き、訴え、うめき祈り続けた。その結果「あなたの重荷を主にゆ
だねよ」に行き着いた。「主が、心配して下さるから」と。

私たちはどうだろう。思い煩いが一つ来ても、心は沈んで重く苦し
く、真っ暗になってしまう。更に自分で最悪のシナリオを描いて、
冷静さも失ってしまい、四六時中、その悩みに捕らえられてしまう。
誰しも経験あるかも知れない。その解決法は「重荷を主にゆだねよ」
と。今、深刻な悩みを抱えているなら、主に委ねられないから、悩
まされている事になる。

「委ねることができない」が問題点なら、そのまま祈ろう。主が委
ねられるように助けて下さる。結局、ダビデは極度の苦しみを通っ
たが、「主に委ねる」ということを学ばせられるためであった。あ
なたも今、委ねることを学ばされているだろうか。心配して下さる
主が共におられる。委ねられるよう祈ろう。
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主に委ねられないと思い煩いのシナリオは徐々に膨らんでしまう。
問題を一人で受け止めることはできない。主に荷を下ろすと決心し
よう。うめきを主は聞いて下さっている。