2019年10月03日(木)

「ですから、私はキリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう」Uコリント12:9



パウロには「肉体のとげ」があった。とげは苦痛だ。小さなとげで
も刺さると激痛となる。何かの痛みが与えられていた。パウロは主
によく仕えるために、この障害となるとげが除かれるようにと、徹
底的に祈った。しかし、主からの答えは「ノー」だった。とげは取
り除かれず、「わたしの恵みは、あなたに十分」との答えを得た。

「わたしの力は、弱さのうちに完全に現される」と。とげがある事
によって、キリストの力がおおい、ずっと主の臨在の中を歩めると。
あなたには、今「とげ」が与えられているだろうか。そのとげは、
身体的、精神的弱さ、悩み多い環境だろうか。ある人は職場、近隣
の辛い人間関係かも知れない。パウロのようにまず祈ればよい。

御前に心を注ぎ出して祈り、祈りを重ねる時に、御心なら取り除か
れるし、受け入れるべきとげなら、そのように示される。パウロは
「高ぶることのないように」とげが与えられたと言っている。私た
ちは「とげ」によって、へりくだらされ、主に頼る事無しに、祈る
事無しに、生きて行けない者とされる。高ぶりから守られる。それ
は大きな祝福だ。

苦しみは、主のもとへ私たちを連れて行き、主に拠りすがるように
してくれる。でなければ、主を離れて、自分で生きて行ってしまう。
とげは、まず祈ろう。御心なら除かれ、環境が変えられる。そのま
まなら、主の恵みは十分で、弱さの中で神の素晴らしい力を経験し
て行く。目の前の苦しい状況に、主の取り扱いに、ご計画にあずか
ろう。
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辛いとげが主から特別に与えられたものと受け取れたら感謝だ。今
の正直な思いを祈っていこう。パウロのように大いに喜んでいます
と言えなくても、主が今日の一歩を励ましてくださる。