2020年06月02日(火)

「ギブオンの住民たちは・・彼らもまた計略をめぐらし、変装を企てた。彼らは古びた袋と古びて破れた・・」ヨシュア9:3




ギブオンの住人たちは、ヨシュアがエリコとアイにした事を聞きイ
スラエルとの戦いを恐れ、避けようとした。そのために計略し、変
装してやって来た。遠くから旅して来たかのように見せるため、古
びた袋、古い着物、ボロボロのパンを持って。そして、遠国から来
たので、盟約を結んで欲しいと。彼らの外観を見て、策略にはまっ
てしまい、だまされてしまった。

ヨシュアは彼らと和を講じ、生かしておくとの盟約を結んだ。本来
は見破れたはずなのに、その時に「主の指示をあおがなかった」。
これが致命的問題だった。人間的な思いで、見た目で判断してしま
った。盟約を結んだ後に、欺かれたと知った。実際は近くの者で、
自分たちの中に住んでいたのだ。主を仰ぎ、主に頼らず、肉の判断
で受け入れてしまった。ヨシュアは失敗したのだが、神の前での盟
約は重大な事であった。

その結果、滅ぼされるべき民が、イスラエルの中に、居続ける事に
なった。私たちはどうだろう。日々の生活で、様々な計画を立てる。
策を練り、人と相談し、良いものが出来たと思う。しかし主と相談
しただろうか。「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の
終わりは死の道である」。肉の目で見ると、まっすぐに見える道が
要注意だ。私たちの判断に、主が抜け落ちている時に、失敗させら
れる。

主を仰がずに、人間的思いだけで突き進む時、ストップをかけられ
る。しかしそれは主の愛で、私たちの益だ。そのまま進めばどうな
るかわからない。「主の指示をあおがなかった」、振り返ると、数
々思い当たるかも知れない。今、目の前のプランをまず主のもとに
持って行こう。確かなものとして導いて下さる。
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自分の目は曇りやすい。少し先でさえ知る事ができず、それさえ忘
れ惑わされる。常にわきまえていたい。弱さ、貧しさを覚えて主の
前にへりくだり祈りつつ歩もう。