2020年10月03日(土)

「順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のな さること。それは後の事を人にわからせないためである」伝道7: 14                      

         
人生には、順境と逆境がある。そしてそのどちらも神がなさること、
と言っている。この世の価値観は順境だけを求める。家内安全、商
売繁盛、無病息災、受験は合格・・、順境が善で、逆境が惡との思い
が無いだろうか。しかし、逆境も神のなさることであり、神から来
ていると言う。

順境が祝福されていて、逆境は祝福されていないとの思いが無いだ
ろうか。受験合格は祝福で、不合格は祝福されていないと。しかし
逆境の時は、むしろ沢山の霊的学びを得て、成長へと導かれる。順
境も逆境も、神のなさることであれば、無意味なものは一つも無い。
逆境も意味があり、目的がある。

そして、「後の事をわからせないため」とあり、主は、先の事をふ
せておられる。これから病気になる、今年リストラになる、来年は
合格する等、将来の事は告げられない。私たちに、先の事はいっさ
いわからない。それは主に信頼させるためだ。一歩一歩信頼を学ば
せられて行くためだ。先が見えたなら、信仰は必要ない。見えない
中で主を信頼するのが信仰だ。

逆境時には、早く何とかしたい、早く解決したい、苦しみをすぐに
逃れたい、そんな思いで一杯になる。その背後にある主の思いに、
神のなさる事に、なかなか思いが行かない。しかし今、もし逆境に
あれば、神がなさった事であり、神のみ思いに思いを向けよう。教
えて下さっている事を悟れるよう、祈ろう。

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逆境、試練、悩みの時、物事が思うように行かない時、自分は祝福
されていないと思う誘惑が来ないだろうか。心が沈んでしまう。し
かしそうでなく、主により必ず意味がある。今の試練に意味があり、
苦境に意味がある。主と交わり、祈り、主に教えて頂こう。