2022年09月01日(木) 「アブラハムは答えた『イサク。神ご自身が全焼のいけにえの羊を 備えてくださるのだ』こうしてふたりはいっしょに歩き続けた」 創世記22:8
「アブラハムは答えた『イサク。神ご自身が全焼のいけにえの羊を 備えてくださるのだ』こうしてふたりはいっしょに歩き続けた」 創世記22:8
アブラハムは、主の約束のイサクを得るために25年待った。長い歳 月だ。それはアブラハム100歳、サラ90歳だった。忍耐に次ぐ忍耐 の末だった。しかし彼らも弱さを持つ人間で、数々の失敗があっ た。待ちきれずに自分たちの思いで、奴隷ハガルによりイシマエル を得た。肉で動いて失敗してしまった。だがアブラハムは信仰の人 として、ヘブル11章で賞賛を受けている。 愛する子イサクをいけにえにとの厳しい試練が臨んだ時に「翌朝早 く」、時をおかず、即、従った。その彼に、主は「あなたが、この 事をなし、ひとり子を惜しまなかったから、確かにあなたを祝福 し」と主から大いなる祝福を受けた。従う者を主は必ず大いに祝福 して下さる。「その行ないによって祝福されます」と。 だが苦しい試みであった。25年も待った最愛の子を失うことにな る。又、この子から子孫が増え広がる約束はどうなるのか。イサク が「いけにえの羊はどこに」と問うた時、彼は「神ご自身が備えて 下さる」と答えた。彼は全く主を信頼しきっていた。まさにイサク に刀を振り下ろす瞬間に止められた。 そこに代わりの羊がいた。これは彼も知らなかった事だ。私たちも 先は見えず、明日はわからない。しかし主は私たちの先をご存じ だ。どんな試練の中も、この主に信頼する時、絶えず「主の山の上 に備えあり」を経験し、主の恵みを味わって行く。 ------------- 心細く不安の中で「主の山の上に備えあり」を経験すると、心から 主に愛されている事を実感し、感謝と賛美をささげる。主に従う 時、必ず主は先立ってくださり既に万全で備えていてくださる。