2025年04月01日(火)

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知って いるからだ・・」エレミヤ29:10



バビロン捕囚は、ユダヤの民にとっては、国を追われ、捕囚の身と
なる事であり、それ自体を見るなら絶望だった。暗黒であり、どん
なに悲惨な事態であったろう。困難、苦悩、混乱、悲嘆であり、災
いとしか見えない。しかし結果的に見れば、御言葉の通りに、それ
は「災いではなく、将来と平安と希望」であった。

なぜなら、民は、捕囚の苦難により悔い改めて、主に立ち返れたか
らだ。非常に厳しく辛く苦しい試練であったが、信仰を回復する事
ができた。エレミヤの預言通り、70年後にエルサレムに帰還する事
になり、主の奇跡が成し遂げられる。「あなたがたのために立てて
いる計画」、バビロン捕囚は不運でなく、成り行きでなく、人間的
なものでなく、主による計画だと言われる。

それも見える所は絶望と暗黒にかかわらず、将来と平安と希望のた
めの計画だと。縦糸と横糸が織りなされ、見事な素晴らしい織物が
完成するように、主は艱難の中で、練り込み、御霊と一つにして行
って下さる。同様に、私たちにも、突如の試練が降りかかる。平穏
無事に生活している中で、ある日突然、苦難に遭遇する。

しかし信仰人生で起こる一つ〃の出来事は、偶然でなく、不運でな
く、サタンにほんろうされているのでなく、すべて主の綿密なるプ
ランだ。それは「あなたのため」であり、完璧なる主の配慮のもと
で来たものだ。必ず益に結果する。御霊の実を結ぶ。後に、それこ
そが神の深い愛であった事がわかる。
---------------
振り返ると、いつも山場山場に主の助けがあり、最後は主の導きに
感謝を献げるばかりだった。今は確かではない中でも、主の完璧な
ご配慮を信じて歩める。喜びをもって歩もう。