2004年03月03日(水)

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」(詩篇37:5)

ある婦人が頑張って、頑張って生きて来た。妻としても母としても完璧を目指し、仕事もしていたが、有能でありたいと、仕事にも身を入れ、懸命に働いた。努力は報いられて職場からも認められ評価も得ていた。そんな時、突然の病に倒れた。病は長引き、ベットで何一つできない状態に陥った。今までの生活との余りの落差に落ち込んだ。自分の能力が使えないまま、失望と落胆の中で、今までずっとにいて共に歩んでいて下さった神様を初めて身近に感じた。今までもずっと一緒にいて下さったが、自分は神に全く頼らず、自分の力で歩んでいたことに気づかされた。自分の力が奪われて初めて、神との親しい交わりを経験した。神に頼る事を初めて知った。
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自分の力で歩んでいる時、神様が全く必要無い。ずっとそばにいて下さるが、神様に向かって「結構です」と何もさせない。無力の時が一番神に近い。無力の時に初めて神に頼る事を知る。心砕かれる時が、喜びと安らぎに満たされる時。