2006年04月02日(日)

「彼がしばらくの間、あなたから離されたのは、たぶんあなたが彼を永久に取り戻すため」ピレモン15

ピレモンが主人であり、オネシモはその
奴隷であった。主人の金品を盗んで逃亡
したのだ。奴隷が主人のものを盗むとは
大罪であった。しかし、オネシモはパウ
ロに出会い、救いに入れられた。整えら
れ、役に立つ者と変えられたのだ。罪を
犯した奴隷が、主にある兄弟として送り
返された。全く造り変えられ、新たなる
関係に入れられた。あなたにも今、難し
い対人関係があるか。不和、争い、疎遠、
心の行き違い・・。この世なら、最後ま
で平行線で、交差する事がない。しかし、
十字架のもとでは、二つのものが一つに
される。不和が和解に、不信が信頼に。
妬みで苦しんだ仲が、無二の親友に。愛
せなかった相手が生涯の友に。行き違い
が更に深い理解へと導かれる。もし誤解
があっても、主が真ん中におられるなら、
正され更に絆が深められるばかりだ,
・・・・・・・・・・・・
主人のものを盗んで逃亡した奴隷が、
兄弟として返された。主に在って全く
新しい次元の関係に入れられた。相対
するものが一つにされた。様々なひび
の入った関係が、新たな信頼と愛の関係
に変えられて行く。