2006年05月02日(火)

「ところが、あるサマリヤ人が、旅の途中、そこに来合わせ、彼を見ててかわいそうに思い、近寄って傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで、ほうたいをし、自分の家畜に乗せて・・」ルカ10:34




彼はその動機が同情であって、
それ以外の下心は何も無かった。
助けを必要とする人に出来る限
りの事をした。ぶどう酒は消毒
に、オリーブ油は薬として惜し
げもなく使った。包帯をし宿へ
連れて行き一泊し親身に介護の
上、費用も全額負担した。
愛するとは犠牲を払う事だ。
突如の要のために、彼は躊躇せ
ず犠牲を払った。犠牲なくして
愛する事は出来ない。祭司とレ
ビ人は犠牲を払いたくなくて去
ったが、彼は急遽の必要のため
に予定も変更して対応した。
傷ついて倒れた旅人は私達自身
だ。罪にまみれてなすすべなく
倒れている。そこに来合わせた
のが主イエスだ。命をかけて救
って下さった。愛の無い者であ
る自らを認める事から始まる。
神は主の愛を注ぎ、行って同じ
ように出来るようにして下さる。
-------------------
愛は払われた犠牲によって量れる。
自分のうちに愛もなく、自分自身
をも愛せないかもしれないが、主
が私のために払ってくれた犠牲を
思う時、心が変えられて行く。