2007年10月03日(水)

「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか」ヨナ4:11



ヨナは、ニネベへ行けとの神の命
令に背いて、反対のタルシシへ向
かった。神の御顔を避けたのだ。
すると、神は大嵐を起こされた。
自分のせいだとわかっているヨナ
は、海に投げ入れるようにと言う。
海に放り出されたヨナを、神は大
きな魚を備えて、守られた。ヨナ
は魚の腹の中で祈り、悔い改めた。
悔い改めは方向転換だ。行動が変
わる事だ。魚から吐き出されたヨ
ナは、今度は神の命令に従った。
ニネベで言われた通りに神の言葉
を伝えると、人々は悔い改めた。
それで神は災いを思い直された。
しかし、ヨナは面白くない。すね
て、怒って、神に不満をぶつける。
ヨナの神に対する思いは、神は味
方を守り、敵を滅ぼすべきなのだ。
そうされない神に不満で一杯だ。
私達も、自分の思いが強い時、神
が自分の思うように動かれないと、
いら立ち、不平不満、不信感が募
る。しかし、それはあくまでも、
自分の思いの中の神だ。実際の神
とは違う。自分の思い通りの神像
を造り上げている。しかし、神は、
そんなだだっ子のようなヨナをな
だめ、どこまでも忍耐深い。お前
のような預言者はだめだ、とは言
われずに、ヨナの気持ちを受け止
め、とうごままで備え、教え導か
れる。ヨナと同様、私達の気持ち
も受け止め、導いて下さるお方だ。
不満も怒りも何もかも、まず神に
告げよう。心の内をことごとく打
ち明けよう。
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どこまでも未熟で、自己中心な私
たちを神様はみこころのままに整
えて行って下さる。素直にありの
ままの自分を向けて行こう。