2012年05月02日(水)

「民のうち、およそ三千人がそこに上ったが、彼らはアイの人々の前から逃げた」ヨシュア7:4


大きな祝福の後に大失敗をすると、よく言われている。ビッグイベントを無事終了したり、困難な問題が解決した時に、ふっと気が緩み、油断してしまう。その時にサタンの誘惑に乗ってしまう。戦いの最中は必死だが、勝利の後にこそ、特に気持ちを引き締める必要がある。

イスラエルはエリコ陥落に大成功した。勝利〃の進軍だった。それが小さな町アイに敗北した。人口も少なく、堅固な町でもなく、余裕の戦いのはずであった。しかし予期に反して、破れて逃げ帰った。この動揺は大きかった。奇跡のヨルダン渡渉をし、尚も続いてエリコの城壁が、目の前で崩壊するという大きな神のみわざを見て、当然このまま大勝利のはずだった。ところが突然の敗北で、「民の心はしなえ、水のようになった」。

なぜ?失敗し、敗北したのか。大奇跡を体験し、勝って当然であり、恵みを恵みとせず、神に頼らず、自分達の判断と力に頼った結果だった。高慢であった。私達も順調な時こそ、よく気をつける必要がある。そして、それと共に、アカンの罪が明らかにされた。聖絶すべき分捕り物を密かに自分のものとしていた。聖絶のものに手を出さない事、聖別されたものを主の宝物倉に持ち込む事を命令されていた。

アカンの罪は、すべてのイスラエル人に災いをもたらした。神様の怒りはアカンだけでなく、イスラエルに向かって燃え上がった。一人の罪が共同体全体に影響を及ぼした。私たちも内なる罪を対処せねばならない。どんな時も、十字架のもとに行ける。そして全き赦しを受け取れる。
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祝福の後にサタンが来る。感謝していた思いがイライラしたり、心の緩みに誘惑も来て少しずつ肉の歩みにずれて行く。大きな祝福は神様からのもの、感謝を忘れず、御名をほめたたえつつ歩もう。