2012年07月02日(月)

「あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です」ヘブル10:36


当時のクリスチャンたちは、非常に厳しい状況にいた。信仰ゆえの迫害にあり、人々は捕らえられていて、苦しみを受け、命の危険すら迫っていた。主は何とかして下さらないのだろうか。主はどう思っておられるのだろう。そんな時、主からの言葉が「あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません・・大きな報いをもたらす」というものだった。

「確信を投げ捨てるな」、大事な、とても大切なものを、自分の手で捨ててしまう事がある。忍耐できずに、諦めてしまったり、自分で責任を取らずに、人に責任転嫁し、人のせいにして、現実逃避したり。また「約束を信じて待つ」ことを、待ちきれずに投げ捨てたりという状況がないだろうか。

自らの熱心な祈りが、なかなか叶えられない、思い通りにならない。そんな時、失望落胆して、気力が失せてしまうだろうか。しかし、主は即答、即解決を与えられない。そして「確信を投げ捨てるな」と言われている。「もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。遅くなることはない」確信は必ず実現すると。

忍耐は、じっと我慢することでなく、主が最善をして下さると期待することだ。約束は必ず成就すると信じることだ。「わたしの義人は信仰によって生きる」。今、まだ手にしていない約束があれば、投げ捨てずに、忍耐しよう。主を待とう。必ず「約束ものを手に入れる」。
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なぜ忍耐できるのか。それは希望があるからだ。必ず最善が来る、今はなくても、自分で時を計って焦ったり失望したりせず、神の時に期待しまとう。