2015年10月02日(金) 「ベテルとアイの間で、以前天幕を張った所まで来た。そこは彼が最初に祭壇を築いた場所である。その所でアブラハムは、主の御名によって祈った」創世記13:4
「ベテルとアイの間で、以前天幕を張った所まで来た。そこは彼が最初に祭壇を築いた場所である。その所でアブラハムは、主の御名によって祈った」創世記13:4
アブラハムと甥っ子ロトは、一緒に旅を続けたが、主の祝福により 所有物が増し加わり、同行困難になった。そこで、二人は別々に住 む事になり、アブラハムは、まずロトに好きな地を選ばせた。ロト にとって、今後の幸せな人生を思い描くに、ヨルダン低地の肥沃な 地、主の園のようにどこも潤い豊かな地が非常に重要なものだった。 ロトにとって、「環境」「もの」が重大要素であって、そこから喜 びや幸せが来ると考えていた。 私たちはどうだろう。この世の価値観では、富が将来を保障してく れ、夢を叶えてくれ、幸せにしてくれる。偶像だ。神を信じている のだが、そんな価値観に無意識にも影響受けていないだろうか。 又、マイホーム、良い職場、楽しい趣味、良い対人関係・・それら が幸せをもたらしてくれると。ロトは自らの幸せを求めて、選択し た地が、結果的に滅びの地であった。 全てを主に明け渡していたアブラハムは、結局全地を所用した。彼 にとり、自らの幸せは、所有物、環境でなく、神にあった。だから、 「そこは最初に築いた祭壇の場所である。その所で、主の御名によ って祈った」。彼にとって大切なもの、重要なものは、神であった。 そこに幸せがあった。 そして神の約束であり「あなたを祝福し、あなたの名を大いなるも のとし」カナンで「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」。 神の下さった約束を見つめ、信じていた。私たちの心の内で、何が 大切なのだろう。 ------------- 祈りのための祭壇はしっかり築けているだろうか。自分自身の価値 基準で物事を判断したり、また明け渡せずに迷う。間違った選択を していないか、常に主に問いながら進んで行きたい。