2015年12月02日(水)

「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です・・神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです」Tヨハネ4:20





ある人が、対人関係で傷つき、相手に対し赦せない思いで一杯にな
った。だが、自分はクリスチャン、赦さなくてはと思うのだが、顔
を見ると怒りが湧く。赦したいと思うのだが、思い出すと怒りがこ
み上げる。「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その
人は偽り者」とあり、現に相手を憎んでいる自分は、矛盾しており、
まさに偽り者だ。

しかしどうにも出来ず、主の御前に祈りに祈り続けた。「赦したく
ありません」と正直に祈り、「赦せるよう助けて下さい」と祈った。
自分の無力を思い知らされ、主に拠りすがった。祈り続けて行った
時に、不思議が起きた。心が少しづつ〃変えられて行き、やがて怒
りが消えて行った。みわざであった。

「愛さない者は、死のうちにとどまっているのです」、愛さない者
は、闇の中にいると言われている。「愛のうちにいる者は神のうち
におり、神もその人のうちにおられる」。「愛して行こうとするこ
と」が、神の内にいるかどうかのしるしだと。ある人は、あっさり
した性格で、嫌な事も忘れてしまう。傷つくが余り根に持たず、憎
しみで悶々という事も無かった。

しかし御言葉によると、兄弟を憎んでいなければ、それでいいので
なく、積極的に「愛する」ことが大切であると示された。私たちも、
神を愛すると言いながら、愛せない相手がいるだろうか。ありのま
まを主に告げて、拠り頼み、祈って行こう。「愛は神から出ている
のです」。愛を与えて下さる。
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愛の無い自分をそのままにしていてはいけないと学べる。憎んだま
ま、愛さないままの自分に平気でいるのではなく、愛せない自分を
自覚していたい。祈りに持っていける。