2016年03月02日(水)

「みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません」ヤコブ1:22 



聖書に賢い人と愚かな人が出て来る。賢い人は御言葉を聞き、愚か
な人は御言葉を聞かなかったのでない。賢い人も愚かな人も、どち
らも御言葉を聞いている。違いは、賢い人は、聞いた御言葉を実
したが、愚かな人は実行しなかった。聞いただけで、実行しないな
ら、試練の時に、倒れてしまった。

「みことばを聞いても行なわない人がいるなら・・自分の顔を鏡で
見る人のよう」「ながめて立ちさると、どのようであったかを忘れ
る」。御言葉を忘れてしまう、つまり聞かなかった事になってしま
う。「自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません」。
御言葉を聞くだけで、行なわないなら、自分を欺いている事になる
と。

沢山の御言葉を聞けば、成長するのではない。幾ら、御言葉を学ん
だとしても、それを実行しない限り、成長は無い。むしろ幾らでも
知識は増えるので、「知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てる」
の通り、人を裁くために用いてしまう。自分は変わらない。どうす
れば良いのか。

「自由の律法を一心に見つめて離れない人は、事を実行する人にな
る」、御言葉を一心に見つめ続ける時、実行して行けると。そして
その行ないによって祝福されると。目の前に示されている、小さな
事から、一歩から従うことを始めてみよう。「こういう人は、その
行ないによって祝福されます」自分にとって従うべき事を祈ろう。
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聞いた御言葉を実行しようと思えば、一日に何度もその御言葉を思
い起こさなければならない。忘れやすく流されてしまうからだ。今
朝、一つでも実際に従えるように祈ってみよう。