2017年04月01日(土)

「たとい、全部の者があなたのゆえにつまずいても、私は決してつ まずきません」マタイ26:23


ペテロは主を裏切るという、大変な罪を犯してしまった。命をかけ
ても従って行くつもりであったのに、どこに問題があったのだろう。
主が十字架にかかる前に、「あなたがたはみな、わたしにつまず
く」と言われた時に「全部の者がつまずいても、私は決してつまず
かない」「あなたのためなら命を捨てます」と言い切った。

しかし主は「あなたはわたしを知らないと言う」と告げられた。ペ
テロは自分を過信していた。他の者たちはどうであれ、自分は絶対
に大丈夫だと。主は、このペテロの、主に頼るのでなく、自分の力
に頼る自信を砕かれた。ペテロは主を呪いをかけてまで知らないと、
主を裏切るという辛い体験を通った。自信満々の時は、主が見えな
い。主を横に置いたまま、自力で突進だ。

主の力は、私の弱さの中に完全に働く。挫折は、神にまみえるとい
う大きな恵みへと変わる。悔い改めて、主に従って行ける。主はこ
のペテロにご自分の羊を、将来の教会を託された。自分の弱さを知
り、真に弱さに向き合う時、主が強くされ、主によって立てられて
行く。その時、砕かれ、自分を誇らず、主を誇って行く。

自らの弱さを認めず、その所で主に向き合わないなら、信仰人生の
中で、必ずほころびが出て来る。プライドは、弱さは見たくないし、
ふたをしておきたいし、決して認めたくない。しかし、そここそが
強みへと変えられ、自由にされて行く。

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主によって気づかせられ、教えられた自分の弱さを、隠したり、棚
上げにしたりせず、認める事が大切だ。そこで主に心底頼る事がで
きて、弱さの中にこそ、主の力が完全に働く事を見せられて行く。
大きな失敗をも、素晴らしい益へと変えられて行く。