2017年07月02日(日)

「それからこの女は帰って食事をした。彼女の顔は、もはや以前のようではなかった」Tサムエル1:18


ハンナは辛い状況にいた。不妊の悩み、周囲の人々からの目、ハン
ナを妬むペニンナからのいじめ・・これらすべての悩みと苦しみを、
ただ悩み思い煩うのでなく、決意して祈りに持って行った。主の前
に、感情を吐き出し、激しく泣き、長く祈り、心の何もかもを注ぎ
出した。つのる憂いといら立ちを、すべて主のもとへ持って行った。

心を注ぎ出すのは、主に何も隠さず、すべてを打ち明けて、祈るこ
とだ。主と自分の間に、隠し事が無いこと、主と自分の間をしゃ断
してしまうものを置かないことだ。主との間のパイプに詰まってい
るものがあれば、告白し、悔い改めよう。主との間に妨げがないこ
とが必要だ。

自分の内側を吟味して、障害となるものは捨て去り、悔い改めを確
かなものとしよう。ペニンナからのいじめがあったが、もしかして
ハンナの側にも、彼女に対する嫉妬、憎しみがあったかも知れない。
又、夫のエルカナを責める思い、不満、いら立ちがあったかも知れ
ない。

自分の中に苦い根がないか、頑なな心が無いか、よく吟味し、主の
血潮によって赦しを受け取ろう。主との間が妨げなく、スムーズに
なるなら、恐れなく御前に行ける。そして大胆に自由に求めること
ができる。

「安心して行きなさい。神があなたの願ったその願いを叶えて下さ
るように」とのエリの言葉を受けて、食事ができなかったハンナが、
心すっきりして食事ができた。以前のハンナではなく、すっかり変
えられたハンナがそこにいた。祈りは私たちを変える。

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主に心の何もかもを持って行く事により、ハンナは変えられて行っ
た。あんなに苦しかった心が、その苦しみが消えて、平安にされた。
今の辛さや、苦しみを、主のもとに持って行こう。主に知っていた
だいた、主がわかって下さっている・・ここから安堵が来る。