2020年05月02日(土)

「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをす べての真理に導き入れます」ヨハネ16:13

ある女性の証しだ。小さい時から頑張り、親に言われるまま塾にも
通い、優等生で過ごして来た。周囲からも褒められ、自分でも、成
績は良く、何ごとにも真面目な良い子だと思っていた。ある時、友
人に誘われ教会に行った。ところが「罪」ということが、一向にわ
からなかった。

自分は良い子であり、周囲にもそう言われ、自分自身も真面目に生
活して来たつもりだ。非行になど走った事はない。しかしある時、
放蕩息子の学びだった。その時に、その放蕩息子ではなく、兄息子
が、自分と同じで、自分に重なることに愕然とした。

家出して行方不明の弟を心配もせず、軽蔑し、見下し、そして帰っ
て来た弟を受け入れる父親に不満を爆発させる。誰にも見せない自
分の姿だった。いい顔をしつつ、実は出来ない子を見下していた。
自分は正しく、良い人間であり、心の中では不良たちを冷ややかに
裁いていた。そして心の中は、常に満たされてはおらず、怒りや不
平不満でいっぱいだった。

突然、御霊の光によって自分の姿があらわにされた。初めて罪がわ
かった瞬間だった。心底自分は罪人であった。頭で聞いていた主の
十字架が、まさに自分のためであると迫り、心からの悔い改めが与
えられた。御霊が働かれ、罪につき、義につき、そして十字架の意
味をわかるように教えて下さった。御霊の光が、自分も知らない自
分の姿を照らし出し、真理に導いてくれる。

・・・・・・・・・・・
御霊によらなければ、何一つわからない。御霊は光であり、光は自
分もわからない、心の闇を照らし出してくれる。主の十字架を新た
に知り、そして罪はことごとく赦される。自分自身が新たに〃され
て行く。すべての真理に導き入れる、との約束は何と嬉しい事だろ
う。、