2020年10月02日(金) 「イエスは彼らに言われた『どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです』」マルコ4:40
「イエスは彼らに言われた『どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです』」マルコ4:40
「向こう岸へ渡ろう」と言われた主の御言葉に従って、舟に乗った なら、弟子たちは大嵐に会った。舟は波をかぶり、このままなら転 覆だ。普段、嵐も経験しているベテラン漁師たちが「溺れて死にそ う」なほどの恐怖であった。しかし、主は熟睡しておられる。弟子 たちは状況に動揺し、パニックになった。しかし主は「信仰がない のは、どうしたことです」と言われた。 ここでの問題は、嵐ではなく、不信仰だった。どう考えても、主が 乗っておられる舟が転覆するはずがない。あり得ない。沈む事の方 が不可能だ。しかし、弟子たちの頭には、主は飛んでしまっていた。 私たちの姿だろうか。不意の事態に襲われた時に、頭真っ白で、主 も、御言葉も飛んで、もう恐れと不安しかなく、混乱状態だ。 しかし、主は大嵐の中で、熟睡しておられた。「向こう岸へ渡る」 事が御心であり、その御言葉は100%成就する。天地がひっくり 返っても、何がどうなっても、向こう岸へ渡れるのだ。主は平安と 安堵のまっただ中におられた。不安と恐れが来た時、主が同船して おられる事を覚えよう。そして安心しきって、熟睡しておられる姿 を覚えよう。 どんな状況が来ても動じられない。今、どこを見ているのだろう。 嵐、舟、波、自分だろうか。主と御言葉から、安堵と全き平安が臨 む。100%成就するので、安んじていよう。 ------------ 風が吹くと、すぐに状況に反応して慌ててしまい、信仰がないのは どうしたことですと主を悲しませてしまうが、揺れる中に主がおら れることを覚えよう。そして主と共に揺れていよう。