2021年05月02日(日)

「『主よ。この人はどうですか』・・『それがあなたに何のかかわり がありますか。あなたは、わたしに従いなさい』」ヨハネ21:21



私達は、古い性質があり、どうしても人の目が気になる。良い人に
見られたいし、好かれたい。そして嫌われたくない。主を知る以前
の古い価値観、この世の価値観では、ずっと人との比較の中で生き
て来た。人の目に、自分がどう映っているかを絶えず意識する。神
の御目でなく、人の目に映っている自分を意識して生きてしまう。

それは本当の自分ではない。絶えず「人の目に映る自分」を意識し、
見ているので疲れ果ててしまう。人によく見られようと、自分でな
い自分、自分以上の自分を見せようとする。比較からは必ず優越感
と劣等感が生じる。そこから妬みが出て来る。自分が欲しいものを
持っている相手を妬む事になる。

解決の道は、比較をストップする事だ。比較さえ無ければ、優越感
や劣等感、妬みから守られる。まっすぐに主だけを見ておれたら、
どんなに幸いだろう。しかしそれが出来ない。だが、神が備えて下
さった道がある。それは、比較する自分、人前に演技する自分、背
伸びをして、自分以上によく見せようとする自分、ごまかす自分、
それらをまず主の御前にそのまま認めることだ。

それが主の御前にへりくだる事だ。主に隠さず、自分の本当の姿を、
主に告白することだ。その時、主は受け止め、働いて下さる。人で
はなく、主を見上げるように助けて下さる。人の目に縛られている
自分が、変えられて行く。自分でどうにも出来ない事を、主がして
下さる。

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主がありのままの私を受け入れ、受け止めていて下さるのは、どんな
に嬉しい、平安な事だろう。このままの私を愛して下さっている。絶え
ずそこに立とう。主と、私の間に、人が入ると、平安が失せて、主が
見えなくなる。心がざらつく時、立ち止まって、主に向こう。