2021年12月02日(木) 「主は、主の御声に聞き従うほどに、全焼のいけにえや、その他の いけにえを喜ばれるだろうか」Tサムエル15:22
「主は、主の御声に聞き従うほどに、全焼のいけにえや、その他の いけにえを喜ばれるだろうか」Tサムエル15:22
主から王位を与えられた、サウル王だったが、不従順の罪のために 退けられてしまった。何をしたのか。主に「アマレクを打ち、すべ てのものを聖絶せよ」と命じられた。だが「サウルと民」は、最良 のものを惜しみ、値打ちの無いものだけを聖絶した。主の言葉に従 わなかった。叉、それは王が、民と一緒に罪を犯したものだった。 サムエルは主から言葉を受け、サウルに会いに行く。サムエルに罪 を指摘されたサウルは、「私は主のことばを守った」と。「では羊 や牛の声は何か」と問われ「民が、惜しんだ」と。民のせいにし た。 そしてそれは、「主に、いけにえをささげるため」だと、あたかも 主のためにと、正当化しようとする。 しかし自分の間違いを正当化するなら、幾らでも、どんな言い訳で も出て来る。「そむくことは占いの罪、従わない事は偶像礼拝の 罪」 とサムエルが言った。従わない事は罪だと。そして「あなたが主の ことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた」と。聞き従う ことは、いけにえにまさるのだと。私たちも、どうだろう。 主に言われた事に従うのではなく、それには従いたくないので、他 の善行で、何かを献げることで、埋め合わせしようとしないだろう か。主は、示された事に従う事を喜ばれる。それ以外の善行で、決 して帳消しにならない。主は示された事に、従うこと喜ばれること を覚えよう。そして「耳を傾けること」を喜ばれる。自分の思いで なく、自分の思いを横に置いて、まず主の御声に耳を傾けて行こ う。 --------------- 目に見えない主の御心より目の前のものや自分の都合に心を奪われ てしまう。ご誠実な主に、誠実に応答したい。ごまかし、言い訳に 自分自身が欺かれないようにしたい。