2022年06月01日(水)

「イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の 中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに解き明かされた」 ルカ24:27



二人の弟子が、主が十字架で死んでしまったので、なすすべなく郷
里に引き揚げる。主がローマ帝国をくつがえし、地上に王国を建て
ると信じていた。それがことごとく破れ、十字架での無残な最期が
余りにもリアルで、よみがえりなど、荒唐無稽な事を信じる事が出
来ない。

挫折感と失望落胆、絶望で、「暗い顔つき」で郷里へ向かってい
た。
突然、そんな彼らのかたわらを歩く人が現われた。その人は彼らに
語りかけ、彼らの話を聞き、心の内を吐露させて下さった。その
後、
聖書の話をし、御言葉を解き明かされた。耳を傾けて行く内に、彼
らの心が変えられた。

絶望に沈んだ暗い心に、灯がともり、それが赤々と燃えて来たの
だ。
心がいやされて行った。主は弟子の信仰を回復させるために、御言
葉を語られた。「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリス
トについてのみことばによる」「わたしがあなたがたに話したこと
ばは、霊であり、またいのちです」御言葉により、彼らに信仰がよ
みがえった。

その人に無理やり宿泊を願い、家に招いた。その人がパンを裂い
て、
渡された時に、彼らの目が開かれた。目が開かれた時に、道中、心
が内に赤々と燃えていた事に気づいた。主が目を開いて下さる時、
不信仰と絶望からよみがえった。

今、試練の中で、心が沈み、主が見えなくなっているだろうか。そ
んな私たちのかたわらに主がおられる。主の言葉に、心の耳を傾け
よう。必ず心が内に燃えて来る。
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暗い顔つきで心が沈むような時、御言葉に向かおう。主の御約束に
ことごとく支えられている。すぐにはわからない鈍い者だが心は、
だんだんと燃えてくる。