2023年05月02日(火)

「神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾で あった」創世記3:1



エバは悪魔から誘惑を受け、語りかけが来た。「園のどんな木から
も食べてはならないと、本当に神に言われたのか」と。神否定の無
神論者なら、心によろいを着けて警戒するが、神を語り、御言葉を
出して来て、神を認めているふうで、同じ者かと警戒せず、油断し
てしまう。「食べてはならない」との言葉に、エバは反応し、そう
ではないと言いたくて「食べてよいのです」と応答する。

巧妙な誘惑で、まず、悪魔と会話を始めてしまった事が失敗だっ
た。いっさい拒否すべきであった。悪魔は巧妙に会話に引き込んで
来る。最も自分の関心のある所に、心惹かれる所に訴えて来る。エ
バは、沢山ある木々の中で、善悪の知識の木の下にいた。主はアダ
ムに御言葉を語られたので、エバはアダムから伝え聞いていた。

だが「触れてもいけない」「死ぬといけないからだ」とは言われて
いない。御言葉は「取って食べてはならない」「必ず死ぬ」であ
り、全然違う。自分の思いであって、御言葉ではない。うろ覚えで
あったエバは、その時にアダムに聞けば良かった。又、その時に、
すぐにその場で、祈って主に助けを求める事ができた。

エバは「神のようになり」たかった。誰にも邪魔されず、自分の思
い通りに生きたい。その所に来た誘惑で、抗しきれなかった。悪魔
は「決して死なない」と言い「必ず死ぬ」と正反対なのに、もはや
わからない。悪魔は狡猾巧妙だ。絶えず誘惑してくる事を踏まえ、
祈って、主に拠り頼んでいよう。主からの祈りと御言葉は大きな力
だ。
------------
死ぬといけないは、死なない場合もあるとの欲望に寄った都合の良
い解釈だ。誘惑に近づきすぐに同意してしまう。繰り返す失敗から
学びたい。正しく御言葉を握り、主に頼ろう。