2024年08月01日(木)

「そして、その川の水を飲まなければならない。わたしは烏に、 そこであなたを養うように命じた。」T列王17:4



カルメル山でのバアルとの壮絶な闘いの前のこと、主はエリヤをケ
リテ川へと導かれた。「ケリテ川のほとりに身を隠せ」と。悪王ア
ハブから身を守るためであり、誰もいない隠れた場所で、充分な主
と交わり、霊的養い、備え、整えを与えるためであった。密室での
主との交わりが、まさに働きのため、又、信仰生活のための原動力
だ。

植物は、根が地面の下に強く張っていなければ、上に伸びない。人
に隠れた主との交わりはその根だ。人々が、しばしば証しをしてい
る。毎日〃多忙な仕事に追われていた中で、とうとう体調を崩し倒
れてしまった。又、突然の病気発覚で入院の事態になった。最初は
ひどく落ち込んだが、忙しさの余り、ずっと後回しにしていた、主
との幸いな交わりの時とされ、立ち返れたと。

休養が必要となり、ベッドで天井を見ている間に、一番大切なもの
は何なのか、人生このままで良いのかと、立ち止まる時とされ、狂
っていた優先順位を正される時とされた。私たちは、時にケリテ川
が与えられる。

病気のケリテ川、受験不合格のケリテ川、思い通りにならない失望
のケリテ川、とんでもない失敗のケリテ川、大きな問題のケリテ
川、別れのケリテ川、辛さや、悲しみ、痛みの中で静かに主と交わ
ろう。主に向いて御声を聞こう。主は「そこで」そのケリテ川で、
豊かな霊の養いを下さり、新しい力を下さる。
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普段の自分なら知恵と力で困難を抜け出ようとするが、どうにもな
らない時に、改めて自分自身と主に向き合わされる。ケリテ川で深
く主に根を伸ばしていこう。主との深い交わりの時としたい。