2024年11月01日(金)

「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうした ことです」マルコ4:40



ある50代半ばの男性が、会社の業績不振で、リストラが迫っていた。
夫婦で不安にさいなまれた。家や他、様々ローンはどうなるのか?
再就職などあるのか。路頭に迷う不安に眠れない日々が続いた。先
が見えず不安で、食事も喉を通らなかった。御言葉は何と言ってい
るか。「日々私たちのために、重荷をになわれる主」「あなたの重
荷を主にゆだねよ。

主は、あなたのことを心配して下さる」「重荷を負っている人は、
わたしのところに来よ。わたしがあなたを休ませる」「あなたがた
の思い煩いを、いっさい神にゆだねよ。神が心配して下さる」。
主が心配しているから重荷をゆだねよ、思い煩いをゆだねよと言わ
れている。不安と恐れはどこから来るのだろう。

弟子たちが、湖での嵐に恐れ、怯え、うろたえた時に、主は「なぜ
恐がるのか、信仰の薄い者たち」と言われた。嵐が問題なのではな
く、「不信仰」が原因だと。ゆだねられない心の奥に、不信仰があ
る。主を信じられないので、任せる事が出来ない。自分が握り締め
ているものを、放す事ができない。自分が放すと、何もかもが、だ
めになると思う。決して放さない。

重荷を放さないので、すべてが自分の肩にかかり、思い煩い、不安
に押しつぶされてしまう。それらを、ありのままを主に持って行こ
う。ゆだねられない事、信仰薄いことを、正直に主に祈って行く時
に、主は祈りを聞かれ、取り扱い、助けて下さる。弱さの中に、主
の力が働いて行く。
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本音は自分の望む結果が欲しい。だから不安で怖い。その弱さを主
は支えてくださる。信じよう。自分の想定をはるかに超える主の解
決がある。信仰をもって待ち望もう。