2003年07月02日(水)

「あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行ないなさい。あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい」(ルカ6:27)

ある女性が職場で根も葉も無い中傷をされ、深く傷
ついた。怒りが沸騰し、どんなに理不尽な扱いを受
けたかを、神に訴え続けた。怒りと不満を神に訴え
叫び尽くすと、少し落ち着いて、その時、イエスな
らどうされるだろうとの思いがきた。祈り出し、自
分の怒り、自分の思いをまず神に委ねた。そして、
どうすべきかを神に尋ねた。すると、その中傷した
人のために祈れと言われた。絶対に嫌で祈れなかっ
た。しかし、従おうと、意志を向けた。言葉を発し
て行く内に、祈りが導かれ、自分の心が変えられた
のだ。その相手への怒りが消え、かわいそうに思え、
同情の気持ちが湧いて来た。他人に傷つけられてい
るが、怒り、憎しみは相手以上に自分で自分を傷つ
けて行く。