2025年07月09日(水)

「その石で彼は主の名によって一つの祭壇を築き、その祭壇の回り に、二セアの種を入れるほどのみぞを掘った」T列王18:32



カルメル山に、エリヤとバアルとアシェラの預言者、計850人が集
まった。雌牛を切り裂き、たきぎの上に載せ、神の名を呼ぶ。火を
もって答える神が、まことの神だと、エリヤと偶像の預言者たちが
対決した。まずバアルの預言者たちが、朝から真昼までバアルの名
を「バアルよ。答えて下さい」と呼び続けた。しかし何の声もなく、
答えが無かった。

踊り回り、ますます大声で呼ばわり、剣や槍で自分たちの身体を傷
つけ、血を流して叫んだ。しかし何の応答もいっさい無かった。そ
して次は、エリヤの番になった。エリヤは主に呼ばわる前に、何を
したかというと、まず壊れていた祭壇を建て直した。主の祭壇が壊
れたまま、放置されていたからだ。

バアルの預言者たちは自分たちの力で、火を下すよう求めたが、エ
リヤは、そうではなく主に拠り頼んだ。自分の力でなく、自分の頑
張りでなく、主の力により、戦おうとした。そのためにまず祭壇を
建て直した。そして12の石を取り、その石で一つの祭壇を築いた。
現状は南北に分裂しているイスラエル12部族だ。

そして見事に主の火が天から降り、エリヤは大勝利した。私たちも、
どうだろう。祭壇は今、壊れていないだろうか。礼拝の祭壇、祈り
の祭壇、御言葉を聞く祭壇、信仰の祭壇、主を第一にする祭壇・・
今一度、建て直すように言われている祭壇があるだろうか。従う時
に、豊かな実を刈り取って行く。
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祭壇が崩れていくのは少しずつだ。肉の思いに占められて行く。弱
さを覚えて日々、御言葉に応え、具体的に御霊に従いたい。誠実に
主に従いたい。