2000年12月27日(水)

「あなたのいつくしみは、なんと大きいことでしょう。あなたに身を避ける者のために、それを備えられました」(詩篇31:9)

ある婦人は、神を信じてはいたが、長い間、神を信頼していなかった。
彼女は子供の頃、父親に虐待されていたのだ。この精神的な打撃は心に傷を負わせた。自分を責め、自分が嫌で受け入れる事が出来ず、生きる価値が無いと思っていた。
結婚したが、彼女は夫の愛を信じる事が出来なかった。神の愛も受け入れられなかった。彼女をそんな辛い目に会わせた神を信頼する事が出来なかった。しかし、彼女は薬物やアルコールに逃げたりしなかった。
彼女にクリスチャンの友人が与えられた。その内の一人は牧師で、彼女を慰め励まし、助言してくれた。その時から、神の癒しが始まった。彼女は神に自分を明け渡した。
土台がガラガラと崩れたので、望みである神にすがりついたのだった。
その時、彼女は、神は彼女を傷つかないようにして下さるわけではないが、常に共にいて助けて下さる事を知った。
信頼する時初めて、神が信頼に足るお方だと知る。