2009年06月27日(土)

「御霊によって歩みなさい」ガラテヤ5:16



私たちの心の内には、いつも全く相反する二つの思いがあり、双方があらがい、
葛藤する。
すなわち、律法に決して従わない、神に真っ向から敵対する肉があり、そして、
神に従おうとする、罪を悲しみ、神の御心に沿おうとする御霊の思いがある。

双方が引き合う。肉はサタンと一つになる。サタンが肉に誘惑して来て、肉を引
っ張る。御霊は、自らの内の新しい性質に語りかけ、促し、引き寄せる。

結局、どちらの思いに従って行くかで、結ぶ実が決定する。肉を選べば、そこに
罪があり、憎しみ、怒り、妬み、分裂、敵意、といった肉の行ないが現れて来る。
必ず、心が暗く、苦しく、辛くなる。喜びも平安も無い。

御霊を選べば、そこに愛、喜び、平安・・の御霊の実を結んで行く。自分の心に
は平安、喜び、自由、潤いがある。周囲にも、温もり、潤い、平和・・神を現し
て行く。

毎瞬、毎瞬、私たちはこの選択を行なっている。そして、害毒か、神のいのちか、
どちらかの実を結ぶ。

自分の古い人は、キリストと共に十字架につけられた。自分の肉を、様々な情欲
や欲望と共に十字架につけてしまった。

そこに立って、御霊によって歩むことを選び取る時、御霊が力を与え、助けて下
さる。葛藤が生じる時、自分の力で、どうこうせず、「わたしを呼べ」と言われ
る神に、即、「主よ。助けて下さい」と叫ぼう。御霊を選択できるよう助けて下
さる。

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自分の力で、肉で、信仰生活を歩むと、全く「出来ない」という壁にぶち当たる。
出来ない事を認めて、無力を認めて、御霊に頼る時に、御霊の助けを体験する。
自分の力でなく、御霊に導かれて歩む時、御霊の力によって成し遂げられる。