2010年03月28日(日)

「ナオミは、ルツが自分といっしょに行こうと堅く決心しているのを見ると、もうそれ以上は何も言わなかった」ルツ1:18



飢饉の時に、ナオミは神を信じ、神を待ち望むのでなく、肉の思いで判断した。約束の地から離れてしまい、偶像の地モアブに糧を求めて移った。食物は豊かにあり、快適な生活に、やはり来て良かったと思った事だろう。ところが夫と二人の息子が亡くなった。

家族の幸福のために来たはずが、その家族を失ってしまった。そんな時、故郷が豊作と聞き、望郷の思いが募り、帰郷を決心する。神の語りかけだ。人は窮地に陥った時には、真剣に神に向かう。何と大きな痛手を受けた事だろう。

満ち足りて出たが、素手で帰る事になる。夫と息子を失うという辛い中を通って。富、繁栄を求めて、神を離れても何の平安もなく虚しい結果を招く。しかし、尚もあわれみ深い主は、すべてを失ったナオミに、尚も素晴らしい恵みを備えておられた。嫁のルツだった。主は「ルツ」を与えられた。

神の約束を信じないで、約束の地を離れ、美味しい草を求めて、道をそれてしまう。しかし、神の憐れみは尽きず、すべての事を働かせて、益として下さる。
私達も失敗に関わらず、憐れまれ、素晴らしい恵み「ルツ」を備えられた経験があるだろう。失敗したが、ナオミはルツと出会い、ボアズとルツの結婚通して、その子孫にダビデが生まれる事になる。神に帰る時、神のあわれみは尽きない。
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失敗は繰り返してしまうかもしれないが、神様の恵み憐れみは尽きることがない。なおも導き返される神に繋がり、今のところからまた信仰を持って歩もう。