2010年04月27日(火)

「五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた」マタイ25:16


主人から5タラント、2タラント、1タラントと与えられた。それぞれが、与えられるものが違い、分量が違い、大きさが異なる。一人一人が境遇も能力も異なり、すべてが神の主権のもとにあり、神から来ている。神から与えられたものだ。

神から来ているゆえ、不満もつぶやきもない。5タラントと2タラントの者は、もうけた額が異なっていた。しかし、儲けた割合は一緒だった。二人のもうけた額には差があるが、それぞれが2倍になった事には差がない。そして、賞賛の言葉が全く同じだ。「よくやった忠実なしもべだ。あなたはわずかな物に忠実だっ
たから・・」5タラント儲けた者も、2タラント儲けた者も同一の賞め言葉だ。

つまり、神は「忠実」を見られて、額は異なっても、同じ評価を与えられる。人間と見るところが異なる。人が見るのは、10タラントと4タラントという額ではないだろうか。神は、成功、失敗ではなく、「忠実」を見て賞賛して下さる。

1タラントの者は、主人の心に、主人を喜ばせることに何の関心も無かった。ただ考えていたのは、自分のことだけであった。自分のためにだけ生きていた。「主人の喜びをともに喜んでくれ」5タラントと2タラントの者は、主人を喜ばせようとした。そして、それが自分にも返って来た。
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結果だけが全てなら失敗するより何もせずに1タラント残すやり方が一番楽だ。失敗を恐れず、神様のために何かをしようとする心を大切にしよう。それを何よりも喜んで下さるお方のために、与えられた賜物を素直に使って行こう。