2011年04月27日(水)

「ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません。それは大きな報いをもたらすものなのです」ヘブル10:35


アブラムは、子孫が天の星のようになるとの、主の約束を与えられ信じていた。しかし、目に見えるところはなかなか成就しなかった。その頃は、夫婦に子供が無い場合、召使いに子供を産ませ、その子を跡継ぎにすることが、普通であった。それで、子供ができない中、この慣習にならって、サラが提案した。主が産めないようにしておられるのだから、女奴隷によって子供を持とうと。

アブラムは自分の言い出した事でなく、サライの申し出でもあったので受け入れた。女奴隷ハガルの所へ入った。しかし重大な事は、この時アブラムは祈らず、主の御心を求めなかった。これぞ自分の思いで、まさに肉で動いてしまった。肉は一見良い考えに思える。が、必ずや困難と問題を引き起こす。

ハガルは、子供のないサライを見下すようになった。ハガルはイシマエルを産んだ。イシマエルはアラブ人の先祖となり、今日のパレスチナ紛争に至っている。アブラムが人間的判断によって、良かれとの肉の行為は後々まで大変なトラブルとなった。アブラムが100歳になり、肉の力が、人間的力が完全に絶えた時に、イサクが天から与えられた。

今、あなたの状況はどうか。約束を待てずに、肉でで動くなら、イシマエルを産み出す事を覚えよう。肉の知恵と肉の力で決して動かず、約束を忍耐して待とう。神ご自身が働かれる。
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問題に神様が関与しておられるとわかっていても、いろんなが思いが心の中にやって来る。おりおりに御心を祈ろう。答えがないような忍耐の中でも、今、問題解決の途上なのでしょうかと尋ねてみよう。待つのは苦しいと訴えてみよう。