2012年05月28日(月)

「神は真実な方ですから、あなたがたを耐えられないような試練に会わせるようなことはなさいません」Tコリント10:13


ある人に厳しい試練が臨んだ。職場で辛く当たられ、体調を崩すまでに至ってしまった。相手の態度や言葉に傷つく。毎日が辛くてたまらず、その痛みを、主のもとへ持って行った。帰宅しては涙ながらに祈っていた。祈ると、心が落ち着き、何とか翌日も出勤できた。しかし、状況は悪く、心身共にギリギリになった。心がふさがれるようで、瀬戸際だった。

神様の慰めや励ましはわかるのだが、苦しくて、もう一歩も進めず、主の御前にしゃがみ込んだ。何もできず、ただ主の御前にいた。じっとそこにいると、自分の姿が見せられた。自らの心の底にある、相手への憎しみ、恨み、怒り・・。相手をひどく憎んでいた。自分は被害者であり、悪いのは相手であり、相手が悪いとしか見えなかった。しかし、紛れもなく自分は罪を犯していた。

主の御前に、自らの罪を悔い改めた。そして、今の状況も、自分自身も、すべて主にお委ねした。委ねきった時、主の御手にこの事態が移り、受け止めて頂いたと信じることができた。初めて、心の底からの安堵に満たされた。その時から、不思議に自分の見方が変えられた。辛く当たる相手にも何か問題があり、相手も苦しいのだろう。同情の思いが湧いた。しばらくして、部署替えの人事異動があり、驚いた。すべてが確かにご計画の中にあることを見せられた。主を知る経験であった。
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心が痛く傷つき、平安がない現実に出会う。自分の心は何に反応して平安を失っているのだろう。御前に出て叫び、主と語りまた考えてみよう。試練に直面して、そこから何かを知って必ず脱出することが出来る。