2012年08月28日(火)

「あなたの神、主を心に据えなさい」申命記8:18


荒野でのイスラエルを見る時、何と身勝手な、自己中心なと思うだろうか。出エジプトに際して、絶体絶命の危機に、神の偉大な奇跡を経験した。目の前で、自分たちのために、海が分かれて助けられるなど、後にも先にも、何というみわざだろう。追っ手が迫り、身の危険が迫る中、どんなに喜びの大歓声であった事だろう。

輝かしい素晴らしい神の力を見た。しかし、こんな驚くべき奇跡を見たすぐ後で、荒野に入った途端、やれ水がない、食べ物がないと、ぶつぶつと不平不満噴出だ。少し前に神の偉大な力を見たばかりなのに、何という事だとイスラエルを見て思う。しかし、自分自身も、まさにこのイスラエルだ。順風満帆に、思い通りに行っている時だけの感謝で、少し状況が険しくなると、途端に神を認めない。

「何で!こんな事が!」と神を責め、反抗的態度になる。要するに自分の求めは、神でなく、自分の都合、自分の思い通りになる人生だ。不都合になるや、心を屈折させ、自己憐憫に浸り、周囲に嫌な思いをさせる。自分の欲望と思いが心を占めているなら、信仰が成長して行かない。良い時はいいが、状況が悪化した途端、神を責める。

自分の感情、思い、欲に反応して生きるのでなく、主を心の王座に据え、一つ一御言葉に従って生きる事が大切だ。良い地へ導き入れようとしておられる。いつも不平不満の、平安の無い歩みではなく、状況でなく、主を仰ぎ見て、どんな時も感謝と喜びがある、その地へ導き入れて下さる。
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主を心に据えていなければ、目の前の生活にアップダウンさせられる。感情にいつまでも固執するのは辞めよう。辛さや悲しみはあってもそこで主を仰ぎ、今の状況も不安定な自分も全てを主にお任せし、主にあって喜び、今日を歩みたい。