2014年03月28日(金) 「しかし、私自身については、自分の弱さ以外には誇りません」Uコリント12:5
「しかし、私自身については、自分の弱さ以外には誇りません」Uコリント12:5
パウロは強さではなく、弱さを誇った。み言葉の言う弱さとは、 自分の限界を知り、認めているということだ。しかし、この世の 言う弱さは違う。神無しのこの世界では、人は皆、比較の中で生 きている。神と自分の関係性が無いので、横の人との比較で、人 との差異でしか、自分を量りようがない。そのため比較の世界か ら逃れられない。 常に比較していて、人より仕事が、勉強が、運動ができない、対 人関係がうまくできない、そこから劣等感に落ち込んで行く。劣 等感があるからこそ、優越感に浸りたい。高慢を根に、劣等感と 優越感の間をグルグル回る虚しい人生になってしまう。そこから 自由にして下さる。 この世は弱さは悪という価値観であり、そのような古い価値観の 影響を受けると、できない自分、だめな自分、人の持つ幸せを持 たない自分、人より劣る自分は敗北者であり、惨めであり、マイ ナスのものでしかない。それゆえ、弱さは知られたくないもので あり、徹底的に隠して生きる。競争なら、弱さを見せると負けに なる。 しかし、御霊の世界は正反対だ。弱さこそが恵みであり、神の力 は弱さのうちに完全に現される。神の愛や、力や、恵み、神の支 えや、助け、それらを弱さの中で初めて体験する。身をもって知 れる。弱さを認めることが大切だ。パウロは自らの弱さを認め、 受け入れた。今、必要な事は自らの弱さを認めることだろうか。 ----------- 自分の限界を知っているから祈り求め、主の助けを経験するから また弱さの中で祈れる。弱さは主を知るための大きな感謝に変わ る。すぐに自分で頑張り平安を得ようとする弱さも認め、主に頼 りたい。