2014年05月28日(水)

「わたしの恵みは、あなたに十分である」Uコリント12:9



妬みは、誰の心にもあり、根深いものと言われている。それは比較
から出て来る。人と比較し、自分に無いものを持つ相手に、妬みが
湧く。カインはアベルを妬んだ。カインの献げ物は受け入れられず、
アベルのものは受け入れられたからだ。カインは、その事で、神に
向き合うのでなく、その怒りがアベルへ向かい、アベルを殺害して
しまった。

サウルもダビデを妬んだ。女たちが、連戦、連勝のダビデを、サウ
ルと比較して、賞賛した。サウルは、比較された事で、ダビデに対
して妬みが燃え上がり、妬みは憎しみとなり、ダビデを殺そうとつ
け狙った。しかし、ダビデはサウルに何も悪い事はしておらず、む
しろ、忠実な素晴らしい部下であった。こんな部下を持つサウルは、
幸いなはずであった。

妬みは方向を誤らせてしまう。妬みは、与えられた、神の恵みを見
る事を決してしない。自分に無いものばかりに目が行く。持たない
ものだけを見て、目が常にそこにあり、人を羨む。そのためいつも
平安が無い状態だ。

与えられているものに、目を留めてみよう。無いものでなく、手に
有るものに。「わたしの恵みは、あなたに十分である」と主は言わ
れる。与えられている恵みを数えて行く時に、その豊かさに驚く。
そして自分が変えられて行く。
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与えられたものや環境に感謝し満足して行くなら、どんな中でも周
囲に左右されることなく自由でいられる。与えられた恵みに感謝す
る時に神様と近くされ、注がれる祝福にさらに敏感になれる。