2014年08月28日(木) 「私たちは、必ず死ぬ者です・・どうか追放されている者を追放されたままにしておかないように、ご計画をお立てください」Uサムエル14:14
「私たちは、必ず死ぬ者です・・どうか追放されている者を追放されたままにしておかないように、ご計画をお立てください」Uサムエル14:14
ヨアブは、テコアから知恵のある女を連れて来た。ダビデはアムノ ンの死をいつまでも嘆き悲しみ、アムノンを殺害したアブシャロム を追放したままだった。ヨアブはその女を用いて、ダビデに何とか アブシャロムを戻させるよう画策する。 女は知恵のある事を言った。「私たちは必ず死ぬ者」だと。地面に こぼれた水はもう決して集めることはできない。元には戻らない。 死んでしまったアムノンはもう戻っては来ない。しかしアブシャロ ムは生きている。彼まで失ってもいいのかと。 「追放されたままにしておかないよう、ご計画をお立て下さい」ア ブシャロムを何とか戻すよう、考えて欲しいと。女はダビデに言っ た「あなたさまには、神の使いのような知恵があり」と。知恵とは、 相手を赦すことであり、和解することだ。 ダビデはアブシャロムが戻る事は許すが、「私の顔を見ることはな らぬ」と決して会おうとしなかった。「二年間、エルサレムに住ん でいたが、王には一度も会わなかった」とのアブシャロムの言葉だ。 この後も、父子の間に、もめ事が起こって行く。子は父に謀反を起 こす。 ダビデは、悲しみと苦しみを更に重ねる事になる。赦せない心は、 害を広げて行く。まず赦せない心を、主に持って行き、助けを仰ご う。「追放されたままに」している、赦せずに放置している事態は 無いだろうか。 ------------ 赦せない心は次の罪を生んで行く。遠くに追放して見ぬふりの問題 があるだろうか。赦せない思いを主に告げるとき、主の十字架が見 える。主にある和解へと一歩気持ちを進めよう。