2015年02月25日(水)

「すると、夜中の三時ごろ、イエスは湖の上を歩いて、彼らのところに行かれた」マタイ14:25 




主は、弟子たちを強いて舟に乗せて、先に向こう岸へ行かせられた。
しかし、その途上で弟子たちは嵐に会う。それは、ベテラン漁師が、
身の危険を感じるほどの大嵐であった。死ぬかもしれない恐怖、目
の前の困難、苦しみの中でもがいていた弟子たちのもとに、主が近
づかれた。弟子たちは驚き、幽霊と間違って怯える。

が、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と。「わ
たしである」「わたしがいる」と。だから「恐れるな」と。この嵐
のまっただ中に、「わたしがいる」、主がおられる!この事がわか
れば、問題は解決する。だがどうだろう。逆に、私たちは、嵐の中
でパニックになり、主が見えなくなってしまう。又、問題が大き過
ぎて、悲しみが大き過ぎて、主が見えなくなる。

主ではなく、目の前の大きな問題ばかりを見てしまう。又、対人関
係で、敵対して来る人で心が占領されてしまい主が見えなくなる。
しかし、主はここにおられ、「わたしだ」と、目の前のその問題の、
悩みの、まっただ中に、おられる。今、悩み、問題のために、主を
見失っているだろうか。

問題に飲み込まれ、思い煩いと不安、恐れの中にいるだろうか。
問題を見ている目を、「わたしだ」と、目の前におられる主に転じ
よう。問題の中に、主に来ていただく時に、「ふたりが舟に乗り移
ると、風がやんだ」。風が止む。動揺と不安でいっぱいのに平安が
来る。
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問題に飲み込まれすぐに沈んでいく私たちを主は「わたしがいる」
と言ってくださる。朝ごとに主を覚え一日を始めたい。問題が来る
度に、この主をすぐに呼べるように。