2015年07月28日(火)

「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう」創世記28:15


神は、家出して、野宿するヤコブに「あなたをこの地に連れ戻そ
う」との約束を与えられた。しかし、その約束の成就に、1年や2
年ではない、何と20年の歳月を要した。短い月日ではない。気が
遠くなるほど長い歳月だ。私たちは、なかなか待てない。すぐに目
に見える結果が欲しい。待つ事が苦手だ。しかし、神は早急にでは
なく、地道に、歳月をかけながら、こつこつと、私たちを導かれる。

今の1日1日は、主に在って、練られきよめられ、造り変えられる
途上にあり、1日も決して無駄な日は無い。必ず時は満ちて、「神
の時」は到来する。約束が、成就して行く時には、よく見ていると
予兆がある。それまで全く動かなかった状況が、少しづつ変化して
行く。

ヤコブの周囲の状況も変化して行った。ラバンの息子達が、父の物
をみなヤコブが盗んだとの言い方をする。ラバンの態度も以前のよ
うでなくなった。好意的でなくなり、このままなら争いが生じ、問
題が起きそうだ。ヤコブへの対応が違って来て、微妙な空気を感じ
取る。そんな状況の中で、はっきりと主の御声が臨んだ。

「あなたの先祖の国へ帰りなさい」「さあ立ってこの土地を出て、
あなたの生まれた国へ帰りなさい」。今こそ約束の時が来た。私た
ちも、状況の変化を見落とさないでいよう。そして、明確な神の御
言葉が臨む時、御心へと行動を起こすべき時だ。
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平凡な一日でも意味のない日ではない。どこへ行ってもどんな日で
も神の守りと摂理の中にいる。長く変わらない状況に倦み突かれて
しまわず、その時が悟れるよう祈り、期待し待ち望もう。