2015年08月28日(金)

「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に十分あります」マタイ6:34 



ある女性が、家庭を持ち、フルタイムで働いていた。子供たちはま
だ小学生だった。家庭と仕事に非常に忙しい毎日を送っていた。そ
こに突然、体調不調の母親をしばらくあずかることになった。兄弟
たちはやむを得ぬ事情があり、自分しか見ることができなかった。
シフトの仕事でもあり、とても不可能に思えた。

しかし、状況は自分しかいない。不安、思い煩いや、気持ちのすべ
てをことごとく主に告げて祈った。その時に「あすの心配はいっさ
い無用。今日一日だけを考え、今日一日だけを生きるように」導か
れた。今日一日だけを考える事を決心し、明日はいっさい委ねた。
一日一日を祈りながら過ごすと、まず心が平安に守られた。

そして感謝な事に、夫や子供たちも自主的に快く協力し、出来る事
をしてくれた。家族が一つになって、明日を委ね、今日一日だけを
考え、生活して行った時に、その期間を全うできて、母親も無事帰
宅した。喜びと共に、主の力とみわざを体験した出来事だった。明
日の重荷、先の重荷を、今日担うなら背負いきれずに、今日という
日がつぶれてしまう。

明日のための思い煩いで、今日がめちゃくちゃになってしまう。不
安で心は暗く、気力は失せ、この一日を失ってしまう。あすのため
の心配は無用。あすを主の御手に委ね、思い煩いも委ねるなら、今
日という日を精一杯生きることができる。そして御心を成し遂げて
行ける。
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今日の思い煩いで、喜べなかった昨日を思い起こしてみよう。感謝
する事、学ぶべきものがあったかも知れない。明日も今日と変わら
ない一日のように思えても、主が知っていて、主が心配してくださ
っている一日だ。