2018年01月28日(日) 「この忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何 一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります」ヤ コブ1:3
「この忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何 一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります」ヤ コブ1:3
「忍耐」の言葉には、「とどまる」との意味があるそうだ。つまり 忍耐とは、希望をもってとどまることだと。試練は誰しも辛くて、 自分から願うものではない。しかし試練が来た時に、逃げないで、 避けないで、その下にとどまれと。辛いこと、苦しいことからは、 どうしても逃げたい。できるだけ避けたいし、何とかして逃れよう としてしまう。 しかし、逃げずに、とにかくそこにとどまる時、主は「忍耐」を生 み出して下さる。そして、私たちが願う「成長」が与えられて行く。 「忍耐を完全に働かせなさい」と言われている。ある人が、営業部 門で、対人関係の多い仕事だった。そんな中、一人の顧客からク レームが来て、散々文句を言われ、罵倒され、非常に辛い状況だっ た。上司に相談すると、その相手は、誰が対応しても同じで、あな たの問題ではないと言われた。 苦しい辛い状況だったが、祈った。自分の思いでなく、主の御心に 従いたいと願った。主が教えて下さりたい事があると信じ、とにか く逃げないで、この事態に向き合って行こうと決心した。祈ってい て、どうあっても、主に仕えるように、相手に仕えて行こうと思え た時、不思議だが心が落ち着いて、平安になった。 実際の対応にも主の助けを感じる事ができた。こんな経験は初めて の事だった。主を知ることの御霊の喜びが臨んだ。逃げなかった事 で、大きな学びを得た。信仰に、一歩前進が与えられた。 ・・・・・・・・・・ 目の前に来る一つ一つは、主から送られている。時に面倒で、辛く 逃げてしまいたい。避けたい。しかし、起こる事に無駄は一つもな く、主の目的と意図があって、「それはわざわいではなくて、平安 を与える計画」だ。必ず平安の落とし所へと導かれて行く。