2018年11月27日(火)

「愛する人たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい」ローマ12:1



救われた私たちに、まだある古い性質は、攻撃されたら黙っていら
れない。怒りが湧き、仕返しがしたい。それも何倍にもして報復し
たい。批判、悪口、非難等を受けると、相手に立ち向かって行こう
とする。相当な反撃をしたい。実際、外側には出さずとも、内心怒
り心頭で、何とか復讐したいと思う。

やられたら、やり返したい、それも何倍にもして。古い、罪の性質
だ。しかしこの復讐心は、ますます怒りを激しくし、憎しみへと増
幅させる。互いの間を引き裂いて行く。報復の連鎖が生まれるばか
りだ。相手への憎しみ、恨み、許せない思いは、自分自身を苦しめ
る。相手ではなく、苦しいのは自分だ。牢獄にいるようだ。

平安も全く無い、しかし自我は怒りを手放したくない。怒っていた
い。これは自分自身を痛めつけて行く。実際、恨みで傷害事件を起
こし、自らの人生を破滅に追いやってしまうニュースを見聞きする。
どうすれば良いのか。神は自分で復讐するなと言われる。わたしが
報復するからと。復讐はわたしのすることだと。神は完全な正義を
持つ方で、神が正しく裁かれる。

完全に正しいお方である神に、私たちは目の前の事態を委ねること
が出来る。自分で復讐せずに、神にお委ねしよう。正しく正確に裁
かれる。そして、委ねた時に、復讐心が自分の手から離れ、私たち
の心も平安にされる。自分で、どうこうしようとしないからだ。そ
の平安は何ものにも代えられない。
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何倍にもして返したいという怒りを持ったまま生きるのは、何と苦
しいことか。神はその叫びを聞いてくださる。神の怒りにお任せし
よう。神は必ず正しく裁いてくださる。