2002年09月27日(金)

『激しい欲望にかられ大声で泣いて「ああ、肉が食べたい。エジプトでは、ただで魚を食べていた、だが今や、私たちののどは干からびてしまった。肉もなくてこのマナを見るだけだ』(民数記11:6)


ある一家が郊外に家を建て引っ越した。
そこは高台で見晴らしはなんとも素晴ら
しく、こんな美しい景色に囲まれて住め
るなんてと感動と感謝に溢れた。少しの
間はその景色に見入ったものだが、日常
生活が始まると、日々の多忙の景色など
全く目にもとまらなくなった。毎日の同
じ光景と感動も覚えなくなって行った。
苦難のエジプト生活から救出されたイス
ラエルはもろ手を上げて歓喜した。
しかし、行けども行けども荒野の苦しい
生活が始まると、まず食べ物が無いと不
平をぶつけた。
憐れみ深い神は天からマナを降らせて
下さった。この奇跡を喜んだ民は、しば
らくするとこのマナにも飽き不平不満を
募らせた。このわがままで自分勝手な民
は自分自身だ。天から降る溢れるばかり
の神の恵みに無感覚になっていないか。
恵みを数えよ。