2020年04月27日(月)

「わたしは、あなたがたのため、すなわちあなたがたが信じるためには、わたしがその場に居合わせなかったことを喜んでいます」ヨハネ11:15



マルタは、主のもとに使いを送り、ラザロが「病気です」と伝えた。
ラザロは危篤状態であり、マルタは、伝えさえすれば、主がすぐに
駆けつけて下さると思っていた。しかし主は、「この病気は・・神
の栄光のためのもの」と言われ、全く動かれなかった。尚2日とど
まり、ラザロの死を確認してから、つまり死後に出かけられた。

迎えたマルタは「もしここにいて下さったら、死ななかった」と。
マルタは将来のよみがえりは理解しているが、今、主がラザロをよ
みがえらせると信じていなかった。病気を治すことは信じられるが、
よみがえるとは信じることができない。マリヤも同じ言葉を言った。
すべてを断ち切る「死」の前には、絶望であり、泣くしかなかった。

しかし「あなたの兄弟はよみがえる」と言われた主は、ラザロの墓
の前で「石を取りのけよ」と。4日経ち、腐敗していると言ったマ
ルタだが、主の言葉に従い、墓の石を取り除けた。信仰が行ないと
なった。すると奇跡が起きてラザロはよみがえった。ラザロを通し
て「わたしは、よみがえりです。いのちです」と、主ご自身が死に
勝利されていることを表わされた。

そのためには病気の回復でなく、死でなくてはならなかった。「神
の栄光のため」であり「神の子が栄光を受けるため」であり、「あ
なたがたが信じるために」であった。あなたが今、行き詰まり、絶
望状態なら、主はその絶望を打ち破られ、すでに勝利されている。
「あなたが信じるために」主は信仰に進ませようとしておられる。
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この病気は死で終わるだけものではないとの主の語りかけを聞こう。
復活の主が共におられる。その目的は神の栄光の現われのためにあ
る。信じていこう。