2020年05月28日(木)

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」詩編37:5



私たちは、何かが起きた時に、「まず、何とかしなければ」の思い
から、自分で「ああしよう」「こうしよう」と自分の思い考えで必
死に何とかしようとする。しかし、ああでもない、こうでもないと、
どうにもならず八方ふさがりだ。悶々状態になり、完全に行き詰ま
ってしまう。そんな時「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに
たよるな」に、はっと我に返る。自分の悟りに頼っている事に気づ
く。

古い価値観は、自分で懸命に考え、今までの経験値で、知恵を絞り
策を考える。だから主を見上げていなければ、無意識にすぐそこに
行ってしまう。懸命に何とかしようとする。しかし御言葉はそうは
言っていない。「心を尽くして」、自分で策を練るのでなく、「主
に拠り頼め」と。自分の考え、経験値でなく、それらに「たよるな
」と。正反対のことを言っている。

そして「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げ
てくださる」。その問題を「主が成し遂げる」と。自分が成し遂げ
るのではない。そしてそのために「あなたの道を主にゆだねよ」と。
まずは「ゆだねる」こと、そして「主に信頼せよ」、「主に」信頼
することが大切だ。

私たちは、「自分」や「人」や「物、金銭」に頼り、そこに信頼を
寄せてしまう。が、主以外のものに頼るなら、それは偶像であって、
主がそこに力強く働かれ、みわざをされる事を大きく妨げる事にな
る。本音では何に信頼し、頼っているだろう。信頼を主に向けよう。
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まず自分に何が出来るかと考え、次にこれで上手く行くだろうかと
不安になる。いつもくり返す失敗だ。最初は主に委ねる祈りから始
めたい。信仰をもって主に委ねる時にゆれ動かない平安が心にくる。